「第12回韓国川の日ソウル大会」参加報告
日 時 | :8月13日~15日 |
場 所 | :韓国ソウル市建国大学 |
参加者 | :日本から20名(とどろき水辺から6名) |
主 催 | :韓国川のネットワーク・ソウル河川ネットワーク |
主 観 | :第12回「韓国川の日」ソウル大会組織員会 |
後 援 | :ソウル特別市 |
主要基調と方向
・ハン江の自然性回復と支流の健康を通じて未来を準備するソウル大会
・健康な川の未来を提示し、川・河川の自然性回復の必要性についての共感拡散
・川・河川を保全するための住民主導・参加を通じた持続可能な川保全運動の基礎づくり
・全国にある川・河川の守り人とソウル市民が一つになって行うハン江の祭り
・河川運動の新しい方向と展望を模索するソウル大会
灼熱の日本を後にしてソウルへ。やはりソウルも暑い!テレビではやはり 最高気温の放映が。会場となった建国大学はソウルの東に広大なキャンパスを構えて 一鑑湖を中心に多くの学部が点在。発表会場も宿舎も整理整頓が行き届き 気持ちよい雰囲気で迎えてくれた。
13日開会式の後のフォーラムでは、韓国内の様々な活動の紹介のほか、日本からは 埼玉県の黒目川、宮崎県延岡市祝子川の多自然川つくりの手法と活動事例が、またカンボジア メコン川の活動家からは「メコン川の乱開発による環境破壊・住民生活の変化と 国際連帯を要求」とのタイトルでの提言がされた。
とどろき水辺のメンバーは独自のオプションを計画、清渓川の見学、徳寿宮での歴史建造物 見学のほかサッカー川崎フロンターレ在籍時は多摩川での清掃活動「多摩川エコラシコ」 に2年にわたって参加してくれた鄭大世(水原三星)との再会という嬉しいひとときも。
河川もスポーツも国境はない。心から対峙することで世界中が繋がっていくという思いを 抱いた訪韓。言葉もろくにわからず地下鉄を乗り継ぎ、バス、タクシーに乗り移動の3日間 どれだけの市民に善意を受けたか数知れない。階段でさりげなく荷物を運んでくれた女性、 照れながら座席を譲ってくれた若い男性、駅事務所で行き先をインターネットで調べてくれた 駅員さん(JR東日本に派遣されていたとのことで日本語で対応してくれた)冷たいお茶、扇風機を回してくれた 方、心から感謝。多くの市民が思い思いに足を流れに浸して涼を得ていた清渓川、同じ都市河川として 多摩川にも学ぶことが多い実りある「韓国川の日ソウル大会」。これからの活動に生かしていきたいと 誓った3日間に感謝。