2016年6月19日(日) 『平成28年度 第1回多摩川河口干潟の生きもの観察会』 活動報告

日 時:2016年6月19日 9時30分~12時30分
場 所:多摩川河口(殿町3丁目 川崎市環境総合研究所付近)
講 師:榎本 正邦氏 江良 弘光氏
参加者:45名(小学生23名 保護者22名)
天 候:曇り

2016年6月19日(日)、川崎市環境総合研究所付近の多摩川河口にて、「平成28年度 第1回多摩川河口干潟の生きもの観察会」を開催した。
 午前9時30分、研究所1階大会議室で開会式が始まり、開会のあいさつや講師紹介が行われた。
 続いて参加者は、「干潟とは」「干潟の変遷」「干潟の役割」「カニのすみ分け」「干潟観察の準備(服装・装備)」などについて講義を聴いた。
 また、講義の最後には干潟の貝が水質を浄化する様子を観察するための実験が紹介された。
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会

 会議室での講義が終わると、いよいよ干潟観察だ。各自講義で受けた説明を参考に干潟へ行くための準備を整え出発した。
 干潟では主にカニの見つけ方などについて講師から説明があり、岩やコンクリ片の裏側やアシハラの巣の様子などを観察した。
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会

 観察の最後に採集した生きものを持ち寄り、それぞれについての説明が講師からあった。
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会

 観察を終え、再び会議室にて本日のまとめを行った。観察前に説明を受けた通り、同じ干潟でも、陸に近い場所と、川に近い場所では観察できるカニが異なり、きれいにすみ分けがなされていることなど、実体験として学ぶことができたのではないだろうか。
 また、貝による水質浄化実験は写真のとおり、貝を入れた容器の水はすっかり透明になっていた。講師の「泥っぽくて少し汚く感じる干潟には、実は物凄い力があることを感じてほしい」という言葉が印象的だった。
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会
多摩川河口干潟の生きもの観察会多摩川河口干潟の生きもの観察会


【今回観察できた生きもの】
◆甲殻類
アカテガニ
ベンケイガニ
クロベンケイガニ
カクベンケイガニ
アシハラガニ
コメツキガニ
チゴガニ
ケフサイソガニ
ヤマトオサガニ
ユビナガスジエビ
ハサミシャコエビ

◆魚類
マハゼ
チチブ
ガンテンイシヨウジ


【今後の予定】
■2016年7月1日(金)
平成28年度 第1回 こども環境科学教室 開催のご案内


■2016年7月3日(日)
平成28年度 第2回 多摩川河口 干潟の生きもの観察会のご案内


■2016年7月10日(日)『多摩川カヌー教室』
日 時: 2016年7月10日(日) 午前の部8:50~ 午後の部12:30~
場 所: 多摩川河川敷(丸子橋付近)
対 象: 市内在住・在勤・在学の小学5年生以上の方で水に顔をつけても平気な人
お申込: 事前申し込み制度
定 員: 午前の部60名 午後の部60名 ※申込多数の場合は抽選
参加費: 1人につき1,000円 ※当日徴収
詳しくはこちらのページへ
川崎市 「多摩川カヌー教室」の参加者募集について http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/250/0000077266.html